マティスとピカソ 二人の芸術家の対話


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 互いの家を行ったり来たりするほど仲がよかった時期もある二人だが、必ずしも生涯を通じて常に互いの作品について最大の理解者であったというわけではない。ただ、マティスが互いのことを「北極と南極のように違う」と評したように、二人とも相反するところがあるものの、相手の作品を強く意識し反応せざるを得ない刺激的なライバルと感じていたのだろう。そのことを示すように、「オレだったらこうやる」といった相手の先を行こうとする挑発性がみなぎる、驚くほど近似した作品が両者には存在するのである。

例えば、こういう熱血スポ根のようなライバルストーリーは、今の日本現代美術の中で存在していますかね。